2006年に国連で障害者権利条約が採択され、日本は2014年に批准しました。
この条約では、障害者の自律を保障し、障害を理由とする差別を禁止するなどの内容が定められています。
私たち支援者(保護者を含む)には、意思決定支援の原則に基づき、障害者本人が自分自身で決められるように配慮し、できることは見守り、できないところは手伝うことが求められています。
コーチングでは、コーチは安心安全な場を作り、「その人の中に答えがある」と信じて相手と関わっていきます。
また、本人が意識したり言語化できていることだけではなく、まだ本人も気づいていないその人の中にある気持ちや問題の解決方法を、問いかけや傾聴、フィードバックといった多様なスキルを使い思いや考えを引き出し、クライエント本人が考え、決められるよう関わります。
障害のある人の意思決定をサポートに、コーチングの技術は必ず役に立ちます。
Day1(90分) |
コーチングとは?
ラーニングステップ コーチングの【あり方】 ・言葉の奥にあるもの (価値観の違い・表現) ・コーチングの前提となる関わり方 ひふみコーチングのステップ ★ |
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Day2(90分) |
コーチングの【やり方】 対話【やり方】と【あり方】 |
Day3(90分) |
コーチングで使われている考え方 「自律した大人が溢れる社会にするには?」 |
修了課題 |
・穴埋め&小レポート
(両方でA4サイズ 1枚程度) |
見出し
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ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
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会場 | オンライン(ZOOM) ※通信費はご負担ください。 |
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対象者 | 福祉・介護・保育等、対人援助の仕事に関わる方、障害のある方の保護者 |
日時 | 90分×3回(日程は参加者の方と相談して決定します) |
受講料 |
18,000円(税込) 再受講:11,000円(税込) |
定員 | 最小催行人数:2名 定員:4名 |
お申し込み方法 | 当ページのお申し込みフォームよりお申し込みください |
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【資格】
社会福祉士
訪問型職場適応援助者(ジョブコーチ)
保育士・幼稚園教諭
産業カウンセラー
ひふみコーチ 認定プロフェッショナルコーチ
CTIジャパン 応用コース修了
全米NLP協会認定 NLPプラクティショナー
MIRAI MAPファシリテーター
IKIGAI MAPファシリテーター
私がコーチングと出会ったのは、2011年のことです。
それまで、私は多くのダウン症の赤ちゃんを授かった親御さんの相談に乗っていました。
悩みに対し、色々アドバイスをしてみたものの、相手は一向に変わらない様子に、少し虚しさを感じていました。
また、仕事では中途障害のある利用者さんの話を聞いていました。
やはり、私のアドバイスは相手に届くことはなく、これは何か話の聞き方がよくないのかもしれないと思い始めました。
そんな時に出会ったのがコーチングです。
まずは自分がクライアントになる経験をしました。
コーチとのセッションを重ねる中で、霧のような漠然とした思いが、みるみると形になって立ち現れるという変化は、人生の中で初めての体験でした。
その後コーチングを学び、日常生活や子育ての中で、また、相談を受けるときや障害のある人たちの支援の場面で活用してきました。
「答えはその人の中にある」と信じて相手と関わることは、支援者にとって大事なあり方だと感じています。
あれから10年以上が経ち、コーチングスクールも増えました。
しかし、まだまだ本格的に学ぶには高額なものが多いです。
そこで、もう少し気軽にコーチングの基礎をお伝えしたいと思うようになりました。
誰もが、その人らしい人生を送るために「伴走」できる人が一人でも増えると嬉しいです。
私は、知的障害のある人の就労支援施設で働いています。
ある時の面談で、将来の夢や希望を聞いてみたことがありました。
おそらくそれまでも、誰かが聞いていたのだと思いますが、その時は「2年後に5万円、5年後に10万円稼ぎたい!」という希望が出てきました。
もしも10万円があったら何がしたいのか、どんなところに住み、お休みの日はどんなふうに過ごしたいのか?などなど、ひふみの2(ふ)を聞いていきました。
その後、彼のその夢(目標)を叶えるには、まずは生活を整えようと、関係機関が動きグループホームに入所。
その生活が安定したところで、一般企業の障害者雇用にチャレンジしました。
彼の場合は、見通しが立たないと不安になるという特徴がありました。
「なんかモヤモヤする」「イライラする」「不安だ」という訴えが出るたびに、コーチングのスキルを使って、それらを紐解く関わりをしました。そして、紙にわかりやすく書いたり、予定を明確化したりと支援を重ねていきました。
その支援を続けた結果、見事面接を通過し、今では目標金額以上のお給料をもらえる会社で働いています。
どうしたら自分は安心できるのかを本人も周りの支援者も理解することが、本人が安定して力を出せることに繋がるのだということを感じました。